2017年6月12日
万が一のときのために加入する生命保険。加入したときは自分のライフスタイルに見合った保険の種類や保障のタイプなど、じっくり検討したという方も少なくないでしょう。しかし、生きていればライフスタイルは変わるものです。そうすると、自分に適している生命保険も変わってしまいます。
そういう場合は、保険を見直してみる必要があると言えるでしょう。ここでは、生命保険の見直しを考えるべきタイミングをご紹介します。
就職したとき
学生時代までは無保険だったという人、もしくは保護者が選んだ保険契約で加入していたという人も、就職すれば経済的に独立しますので、自分のお金で保険に加入することを考えるべきでしょう。
一般的に若く独身である内は高額の死亡保険をかける必要はありません。医療費を確保するために定期型の医療保険に入っておくことをおすすめします。
結婚・妊娠・出産したとき
結婚や出産をすれば、家族が増えます。家族が増えれば当然生活費も増えますので、保障金額も多くする必要があります。子どもの教育費も出てくるでしょう。学資保険なども検討する必要があるかもしれません。
また、「配偶者」は保険的に重要な存在です。配偶者に対する相続税の税額控除が大きくなります。受取人を両親か、配偶者にするかで実際に受け取れる額が大きく変わるのです。
離婚・死別したとき
離婚をすれば、夫婦の家計が別々になり、死別の場合はひとりで家計を支えていくことになります。そのため、契約者や受取人の変更など保険の契約内容の変更をしなければなりません。
また子どもがいた場合は、その先ひとりで子どもを育てていくことになりますので、万が一のときのために、保障をそれまでよりも大きいものに変更する必要があるでしょう。
家を買ったとき
一般的にマイホームを購入する場合、多くの方がローンを組むことになると思います。ほとんどのローンには「団体信用生命保険」が付随しています。これはローンを支払っている途中で契約者が死亡した場合、それ以後のローンを免除するというものです。
この保険があるので、ローンのための生命保険の保障額を減らすことができます。
子どもが自立したとき
それまで、家族全員の生活が保障できるよう加入していた保険も、子どもが独立すれば夫婦二人のためのものに変わります。子どもが独立した分の保障額を減らすこともできますし、保険の種類を生涯保険に変えることができるなど、見直しのタイミングのひとつであると言えるでしょう。
定年退職したとき
一家の大黒柱が定年退職を迎えると、収入を保障する必要がなくなります。そのため、高額の死亡保障や医療保障が必要なくなります。養老保険や個人年金保険などを受け取るようになるのもこのタイミングです。また、今後は家族に対しての相続を考え始める必要もありますので、保険の役割はそれまでのものと変わってくると言えるでしょう。
以上が保険の見直しを考えるべき主なタイミングです。
保険は生活に寄り添ったものです。人生における大きなターニングポイントでは保険の内容を見直す必要が出てきます。保険の見直しを検討中の方は、ここで紹介したことを参考にしてみてください。