2017年9月20日
子どもを女手ひとつで育てているシングルマザーの方は、お子様のためにも自分に万が一のことが起こったときのことを考えて保険への加入を検討すべきであると言えます。
しかし世の中には数多くの保険商品があふれており、どの保険に加入すればいいのかわからないという方もいることでしょう。
そこで、シングルマザーの方が加入しておくべき保険をいくつかご紹介します。
生命保険
シングルマザーの方が入っておくべき保険で優先度が最も高いと言われているのが生命保険です。
唯一の働き手であるシングルマザーの方々に万が一のことがあれば、それは直接収入の消滅を意味します。残された子どもの生活が困窮してしまわないためにも、死亡保障のついた生命保険に加入しておくことは重要です。
シングルマザーの方が生命保険を選ぶ際は、死亡した月から契約期間終了まで毎月定額の保険金を受け取ることができるようになる「収入保障保険」をおすすめします。残された子どもが就業するまでの期間を契約期間にしておけば、保険金を子どもが就職するまでの間、年金形式(毎月受け取るタイプ、毎年受け取るタイプ)で支払われます。
終身型の医療保険
死亡しない場合でも、重い病気にかかり通院費や入院費がかさんだり、働き続けられなくなったりすることで家計が圧迫されるケースもあります。そのようなリスクのために、シングルマザーの方々は生命保険と同時に医療保険に加入しておく必要があると言えるでしょう。特に一生涯保険料が上がらない終身型の医療保険をおすすめします。
入院した際にも1日ごとに決まった金額の保険金が支払われ、その間の生活費を賄うことができますし、手術などを受けた際にも一時金を受け取ることができます。入院1日にかかる費用は平均で1万円以上と言われていますから、入院日額1万円以上もらえる医療保険を選ぶようにしてください。
学資保険
小さな子どもを育てていれば、子どもにかかる教育費用も多くなります。そのため、子どもの教育費を貯金していける学資保険の加入もおすすめです。
教育費が貯金できるだけではなく、万が一自分が死亡してしまった際には契約金額を満額受け取ることができます。支払った保険料よりも多く受け取ることができるケースが多いので、子どもの教育費を確実に準備することが可能です。
シングルマザーになったときの保険手続き
離婚などが原因でシングルマザーになった際には、結婚時代に加入した保険の契約内容を変更する必要があります。すでに加入している保険の契約内容のみを変更する際に必要な手続きを以下にまとめておきましたので、参考にしてください。
現在の契約内容 | 手続き |
夫の死亡保険 | 死亡保険金受取人を子どもに変更する |
妻の死亡保険 | 死亡保険金受取人を子どもに変更する |
子どもの学資保険 | 契約者を妻に変更、また保険料振込口座を妻のものに変更する |
契約者が夫になっている「被保険者が妻」の保険契約 | 契約者を妻に変更する |
妻の保険に掛かる保険料を夫の口座から引き落としている | 保険料振込口座を妻のものに変更する |
基本的に保険は、加入者の年齢が低ければ低いほど支払う保険料の総額が安くなる傾向があります。また若いうちに加入すれば医療保険の健康状態の審査も通りやすいです。精神的な支えにもなりますので、シングルマザーの方はできるだけ早く、ここで紹介した保険に加入することをおすすめします。