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企業を守る労働災害総合保険って何? 加入するメリットとは

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2018年2月22日

企業を守る労働災害総合保険って何? 加入するメリットとは

会社の従業員が怪我や病気になった時に国の労災保険に加入していると国から従業員へ手当が支給されます。

しかし、労災はあくまでも最低限の給付です。さらに近年では安全への配慮や労働環境が不十分であったと、従業員から多額の損害賠償を請求されるリスクを伴うことがありますので、国の労災に加えて、労働災害総合保険への加入をおすすめします。
労働災害総合保険にはどのようなもので、従業員や雇用者にとってどのようなメリットがあるるのかをご紹介します。

労働災害総合保険とは

国の労災保険に加入していると上乗せして補償が受けられる保険です。

従業員が業務中に事故や怪我、ストレスなどで病気になったりして、治療費や休業損害が発生すると、国の労災保険から保険金が支払われます。しかしその保険金は最低限の補償にすぎず、従業員が会社に損害賠償責任を追及するとその分は労災保険では補うことができないのです。
労災保険で補うことができない部分を代わりに労働災害総合保険が補うのです。この労働災害総合保険に加入するには国の労災保険に加入していることが前提となります。

労働災害総合保険に内容とは

労働災害総合保険の保険内容は大きく分けて2つ。「法定外補償保険」と「使用者賠償責任補償保険」です。
法定外補償保険は国の労災に補償を上乗せしてくれるもので、会社が独自に従業員のために準備できる保険が「法定外補償保険」となります。
補償内容は会社が任意に補償条件や金額、支給対象者等、常識の範囲内で自由に設定することができます。

また、近年では肉体労働での怪我だけではなく、ストレスによる休業や退職などが多くなり、従業員が会社に「労働環境が不十分だった」など損害賠償を請求される場合があります。その場合は労災保険では補うことができません。そんな場合でも使用者賠償責任補償保険は会社が従業員から損害賠償を請求された場合などの賠償費用の賠償金や和解金、裁判費用などを補うことができます。

労働災害総合保険のメリット

労働災害総合保険に入ることには多くのメリットがあります。

・最低限の国の援助だけでないため、従業員を手厚く援助できる
・裁判や賠償となった場合自身で賠償金額を支払わずに済むため、会社負担が軽くなる
・正社員だけではなく、パートやアルバイトも対象になる

労働災害総合保険のメリット

労働災害総合保険に加入していることで、従業員も安心して働くことができ、生産性や業務の達成度も向上するというメリットがあります。従業員が安心して働くことができるのも、その企業の魅力のひとつになりますので、経営者は雇用者、労働者双方が安心して働くことができるように考えて労働環境を良好にしましょう。

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