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保険の契約前に確認すべき「払込免除特約」の注意点

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2018年3月6日

保険の契約前に確認すべき「払込免除特約」の注意点

保険に加入する際、検討しなければならないのが各種の特約を付けるべきかどうかということです。中でも、「払込免除特約」については付けるべきなのかどうか判断に迷ってしまう方は多いのではないかと思います。払込免除特約とはどのようなものなのか、そのメリットやデメリット、注意すべき点などについて知っておきましょう。

払込免除特約とは

生命保険や医療保険などに付加できる特約の中でも代表的なものの一つに、「払込免除特約」があります。払込免除特約とは、所定の条件に該当する状態になった場合に、以後の保険料の支払いが免除されるという特約です。
払い込みが免除となる条件は保険会社や保険の種類により異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。

三大疾病 悪性新生物(がん)・急性心筋梗塞・脳卒中のいずれかに罹患した場合。
がんは診断された時点で、心筋梗塞と脳卒中は後遺症が残ると診断された場合に免除されるケースが多い。
がん 悪性新生物(がん)と診断された場合のみ
要介護・就労不能 三大疾病やその他の病気などが原因で、所定の要介護・就労不能状態となった場合

 

経済的なリスクに備える払込免除特約

払込免除特約を付けるメリットは、三大疾病にかかった場合などの経済的リスクに備えられるということです。
例えば、がんにかかって手術や入院をすることになれば、治療費がかかります。治療のために就労できない状態になれば、収入が途絶えてしまうこともあるかもしれません。そうした場合に、払込免除特約が適用になれば以後の保険料を支払うことなく、保障を受けることができるのはありがたいことだといえるでしょう。
大きな病気になったとき、特約のおかげで保険料の支払いを心配せずに治療に専念できるというのは、やはり大きなメリットです。

払込免除特約のデメリットと注意点

経済的なリスクに備えられるというメリットは大きいですが、払込免除特約は必ずしも良いことばかりで付けなければならない特約というわけではありません。以下のようなデメリットや注意点もあることを理解しておきましょう。

・保険料が割高になる
払込免除特約を付ける場合と付けない場合では、当然ですが特約ありの方が割高になります。特約なしの保険料に対して1.2~1.5倍程度となるのが一般的です。月額にすれば大きな差ではありませんが、長い目で見た場合に特約なしの場合と支払う保険料に差が出てくることを留意しておく必要があります。

・契約後に特約をはずせない場合が多い
契約後、不要になった際にはずすことができる特約が多い中、払込免除特約についてはその性質上、契約後に特約のみを解除することができない保険が多いです。この点についてはあらかじめ確認しておくのが大切です。

・特約適用の要件が複雑、難しくなりやすい
保険料の支払い免除が適用されるための要件は、保険会社や加入する保険により異なります。また、要件については細かく設定されている場合が多く、かなり複雑で難しい内容となりがちです。例えば、がんについては、悪性新生物ではないがん(上皮内新生物)は対象とならないのが一般的です。病気にかかったとしても必ずしも払込免除となるわけではないということを理解し、条件の細かい内容についても比較検討しておくのが重要なのです。

払込免除特約のデメリットと注意点

保険の払込免除特約を検討する際に知っておきたいメリットや注意点についてお伝えしました。基本的には付けておきたい特約ですが、保険の内容などによってはそこまでメリットがないケースなどもあります。加入しようとしている保険の契約内容や特約の内容についてしっかりと確認したうえで検討なさることをおすすめします。

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