2018年6月28日
通常の病気と比較して死亡率の高い三大疾病と呼ばれる病気に対する手厚い保障を受けたいのであれば、
三大疾病保険がおすすめです。
保険の中でも三大疾病に特化した保険になります。
しかし、そもそも三大疾病がなにかご存じないという方もいるかもしれません。
そこで今回は、三大疾病とは何か、また、三大疾病保険がどのような保険なのかご紹介します。
三大疾病とは
三大疾病とは、日本人の死亡原因上位である、以下の3つの病気のことを言います。
・がん(悪性新生物)
臓器や細胞組織にできる悪性の腫瘍の総称です。がん細胞が増殖し、身体のあちこちに転移します。
肺がん、乳がん、胃がん、肝臓がん、骨肉腫、白血病などが、がんに当たります。
・急性心筋梗塞
心臓に血液を送る冠動脈が詰まり、心筋に血液が運ばれず、心筋が壊死してしまう病気です。
壊死の範囲が広ければ広いほど重症となります。
・脳卒中
脳血管障害のことで、脳の血管に障害が起こり発病する病気の総称です。
脳出血やくも膜下出血、脳梗塞などが脳卒中に当たります。
三大疾病は死亡率の高い重大な病気です。
治療費や入院費用も高額になる傾向があり、発症してしまったときの経済的な負担が大きくなります。
命にかかわる病気になったうえに、経済的な負担が大きくなるというのは、かなりの不安要素になるでしょう。
そこで、三大疾病に備えて加入しておきたいのが、三大疾病に特化した保険「三大疾病保険」です。
三大疾病保険の特徴
三大疾病保険とは、その名の通り、三大疾病に特化したタイプの保険商品です。
三大疾病保障保険、特定疾病保険とも呼ばれます。
三大疾病に罹患した際に、治療費や入院費などが支給されるのは当然ですが、死亡または高度障害状態になった場合にも、死亡保険金や高度障害保険金が受け取れるのが特徴です(ただし保険金の支払いはいずれかの1回に限られます)。
三大疾病保険の支給条件
三大疾病保険で保険金の支給を受けるには、以下の条件を満たしている必要があります。
がん
がん(悪性新生物)と診断が確定された(商品によっては上皮内新生物を除外していることがあります)
急性心筋梗塞
急性心筋梗塞を発症し、初診日から60日以上「労働制限が必要な状態」が続いている
脳卒中
脳卒中を発症し、初診日から60日以上、言語障害、運動失調、麻痺など、他覚的な神経学的後遺症が続いている
がん保険との違い
三大疾病のひとつである、がんに特化したがん保険というものがありますが、三大疾病保険とはどう違うのでしょうか。
がん保険は、「がん(悪性新生物)と診断された際に、手術給付金、入院給付金、通院給付金などが受け取れるなど、がん治療に備えた幅広い保障が用意されている保険です。
がん治療における保障は手厚いですが、その反面、がんにならずに亡くなった場合には、保険金の支払いがない「掛け捨て」であることが一般的になります。
三大疾病保険は、「定期」設定されている一部の商品を除けば、終身保険であることが一般的です。
前項で紹介した通り、三大疾病にならずに死亡した場合に死亡保険金が支払われます。
日本人の死因の上位を占めている三大疾病。死亡率も高く、また治療費なども高額になりがちです。
まさかのときに備えて、三大疾病保険に加入しておくことをおすすめします。