2018年11月15日
保険のことについて調べていると、「アカウント型保険」という言葉を目にすることがあると思います。
アカウント型保険とは、通常の生命保険の保障と、積立要素がひとつになった生命保険のことですが、いまいちどのようなものかピンと来ない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、加入する保険を探しているのなら知っておきたいアカウント型保険についてご紹介します。
アカウント型保険とは
アカウント型保険とは、生命保険についている保障に、貯蓄を目的とした積立の機能が加わった生命保険商品です。
積立保険と通常の生命保険が一緒になったものと考えていいでしょう。
アカウント型保険では、「アカウント」と呼ばれる積立部分を主契約として加入する保険になります。
支払った保険料はすべてこのアカウント部分に積み立てられ、そこから加入している特約への保険料を支払っていく形になります。
保険料の調整ができ、収支に余裕がある場合は多く積み立てたり、逆に生計が苦しいときは支払う保険料を減らして積立部分から引き出したりなどが可能です（このように自由度が高いことから、自由設計保険とも呼ばれます）。
アカウント部分は利率変動型積立終身保険や利率変動型積立保険などの保険であることが一般的で、保険料の払い込みが終了すると積立部分をもとにした終身保険へと変わります。
アカウント型保険のメリット
アカウント型保険のメリットをご紹介します。
・保険料の調整が可能
前述のとおり、アカウント型保険は毎月支払う保険料の調整が可能です。自分たちの生活レベルに合わせた保険料の支払いができます。
・貯蓄しながら保障を受けられる
アカウントに積み立てているお金は、子どもの大学資金など大きなお金が必要になったときに引き出すことが可能です。
まさかのときのために備えながら、同時に貯蓄もできるというのが、アカウント型保険のメリットのひとつになります。
・保険の見直しが容易
アカウント型保険は、特約部分が掛け捨てになっているため、生活スタイルの変化などに伴う保険の見直しが容易に行えます。
アカウント型保険に加入する際の注意点
大きなメリットのあるアカウント型保険ですが、加入するのであれば知っておきたい注意点もあります。
・多額のお金を積み立てられるわけではない
アカウントへの貯蓄機能があるとはいえ、そこから特約などへの支払いが行われます。
また特約は契約年数が増すごとに保険料も増えますので、いざ引き落とそうと思ったら、それほど貯蓄されていなかったということもあります。
・特約は掛け捨て
積み立てて貯蓄することができるアカウント型保険ですが、保障部分は掛け捨てになります。
契約期間が終了すれば保障部分に支払った保険料は戻ってきません。
万が一のために備えながら貯蓄することもできるなど、メリットも多いアカウント型保険ですが、加入の際にはいろいろな注意点もあります。
加入する保険をお探しの方は、ここで紹介したことを参考にして、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶようにしてくださいね。
