2018年12月17日
保険を探していると「定期保険特約」という言葉を目にすることがあると思います。
主契約になるものではないので、それがどのようなものか知らない人も、それほど気にも留めず見過ごしているかもしれません。
しかし、定期保険特約は利用の仕方次第で大きなメリットを得られるものです。
しっかりどのようなものなのか理解して、契約するかどうかを選ぶようにしましょう。
ここでは、定期保険特約とはどのようなものか、またメリットや注意点についてご紹介します。
定期保険特約とは
定期保険特約は、主契約の保険と一緒にオプションとして契約する掛け捨ての生命保険で、定期と名前がついていることから分かるように保険期間は一定期間となっています。
契約した期間中に死亡したり、高度障害になったりしたときなどに保険金を受け取ることが可能です。
掛け捨て保険であるということから分かるように、保険期間が終わっても支払った保険料は戻ってきません。
また、この保険は特約ですので単体での契約はできず、主契約のオプションとして加入することになります。
例えば終身保険に加入していたとしましょう。
加入から10年の間は子育て期間なので死亡保障を充実させたいというときに、定期保険特約に加入することで死亡保障をより手厚くすることができるのです。
定期保険特約のメリット
定期保険特約の最大のメリットには以下のようなものがあります。
・一定期間だけ保障を手厚くできる
前項でも触れましたが、定期保険特約は、一定期間に絞って保障を手厚くすることができます。
子どもが成人するまで死亡保障を手厚くするなどできるので、より安心して生活を送ることができるでしょう。
・給付金は非課税
病気や怪我などで出る給付金は非課税で、保険金を受け取っても税金を支払う必要がありません。
・主契約の保険よりも保険料が割安
定期保険特約で支払う保険料は、主契約で支払う保険料よりも割安です。
定期保険特約の注意点
メリットの多い定期保険特約ですが、契約するなら知っておきたい注意点もいくつかあります。
・保険料は掛け捨て
前述しましたが、定期保険特約は掛け捨ての生命保険特約で、保険期間を過ぎても解約返戻金はありません。
・中途付加の場合は告知審査が必要
主契約の保険に加入中に、中途で定期保険特約を付加したい場合は、あらためて身体を診査し、その結果を告知する必要があります。
健康状態に問題がある場合は、主契約に加入できていても定期保険特約を付加できないことがありますので注意してください。
・主契約を解約すると定期保険特約も解約になる
定期保険特約は主契約のオプションです。
主契約の保険を解約すると、たとえ期間内であっても定期保険特約も解約することになります。
定期保険特約に加入することで保障を手厚くすることができます。保険に契約するときは付加することも検討してみてください。
また、保険に加入するのであれば、そのほかの特約についてもしっかり注目するようにしましょう。
より安心して生活を送れるようになるかもしれませんよ。