2018年12月21日
持病がある方の中には、保険の加入を諦めている方もいるかもしれません。
しかし、持病のある方でも加入できる保険は存在します。
持病があっても加入できる保険は「引受基準緩和型」「限定告知型」「無選択型」の3種類です。
これらのタイプの保険であれば、持病があっても加入できるかもしれませんので、保険会社に相談してみるといいでしょう。
ここでは、持病があっても加入できる上記の3種類の保険についてご紹介します。
引受基準緩和型
引受基準緩和型の保険は、保険に加入するときに告知する項目(引受条件:持病の有無や治療の有無など、保険会社が定めた加入条件)が緩和されている医療保険になります。
通常の医療保険と比べて条件が緩くなっていて、持病があっても加入しやすくなっているのが特徴です。
一般的に「がん、悪性新生物、上皮内新生物、萬栄肝炎、肝硬変で医師の診察、検査、治療、投薬を受けていない」「最近3か月以内に医師の検査によって入院もしくは手術をすすめられるなどしていない」のであれば医療保険への加入が可能です。
限定告知型
限定告知型の保険は、保険に加入する際に保険会社に申告する健康状態の項目が通常の保険よりも少ない保険です。
一般的に「3か月以内に入院や手術を受ける予定がない」「過去5年以内にがんで入院、手術、検査、投薬を受けていない」「過去2年以内に病気ないしケガで入院も手術もしていない」のであれば加入できます。
また、同様の種類の保険で、告知そのものが不要になっている「無告知型」という保険もありますので参考までに覚えておいてください。
無選択型
一般的な保険では、加入時に、加入希望者の年齢、職業、病歴などを考慮した上で、加入できるかどうかの判断をします。
しかし、無選択型の保険ではそのような「加入者の選択」をしません。
つまり、過去にどのような病気をしていようが、現在、どのような病気を持っていようが、保険に加入できるということです
今回紹介している3つのタイプの中で、持病の人がもっとも加入しやすいタイプとなります。
持病があっても入れる保険の注意点
持病があっても入れる(入りやすい)保険を紹介しましたが、加入するのであれば知っておきたい注意点があります。
・保険料が割高になる
持病のある人でも加入できるということは、保険会社にとって保険金を支払うリスクが高いということになります。
そのため、月々支払う保険料が割高になってしまうのです。
・保障されない期間がある
ここで紹介したタイプの保険では、保険会社が多額の保険金の支払いを回避するため、保障をしない期間を設けていたり、免責期間が設けられていたりすることがあります。
引受基準緩和型では、加入後半年~1年間、支払い削減期間が設けられており、また無選択型保険には、90日間の免責期間(給付金が支払われない期間)が設けられている商品があります。
持病のある方でも加入できる保険のタイプを3つご紹介しました。
通常の保険よりも加入条件が緩和されていますが、保険料が割高だったり、保障されない期間があったりなどします。
持病のある方は、まずは通常の保険に申し込みをしてみて、どうしても加入できなかった場合に、これらの保険を検討するようにしましょう。