2019年1月10日
ペットは動物と言っても、飼い主にとっては家族の一員です。体調が悪くなれば獣医に連れていき、場合によっては多額の費用がかかっても治療や手術を受けさせてあげることもあるでしょう。
そのようなときに備える保険として「ペット保険」というものがあります。
比較的最近できた保険であるため、どのような保障内容になっているのか知らない人も多いと思いますので、今回はペットを飼っている人に向けて、ペット保険がどのようなものなのかご紹介します。
ペット保険とは
「ペット保険」とは、その名の通りペットが病気や怪我をしたときにかかる医療費や治療費を保険金でまかなうことができる保険商品です。
最近はペットを家族同然と考える方が増え、食事内容や飼育環境が向上してペットの高齢化が進んでいます。
高齢のペットが増えることで、がんや糖尿病などの大きな病気にかかるペットの数も増えました。
そしてそのような環境の中、獣医療の技術も進み、高度な治療を施すケースも多くなり、ペットの医療費も高くなっている傾向があります。
年間にかかるペットの医療費は、高い方で10万円以上、中には50万円を超えるということもあるのです。
そのようなペットの高額医療費に備えるものとして、ペット保険は誕生しました。
対象のペット
保険商品のほとんどが犬や猫を対象にしたものになっています。
犬や猫をペットとして飼っている方が多いので当然と言えば当然ですが、最近はペットにする動物の種類もさまざまです。
そのようなペットの多様化に合わせて、犬や猫以外を対象にした保険商品も登場しています。
たとえば「日本アニマル倶楽部」が用意している保険商品には鳥類や爬虫類を対象としたプランもあります。
今後、その他の動物を対象にした保険商品が登場する可能性もありますので、逐一チェックしてみるようにしましょう。
※同じ動物でも、たとえば犬であれば大型犬、中型犬、小型犬などによって区分がある保険会社もあります。
保障内容
ペット保険が保証してくれる内容は、主に以下のようなものになります。
・ケガや病気で通院したときの通院費
・ケガや病気で入院したとき入院費
・ケガや病気で手術を受けたときの手術費
・ペットが他人にケガをさせたり、他人のものを壊したりしてしまったときの賠償金(賠償責任が発生したとき)
・ペットが死亡した際に行う葬儀(埋葬)費
・診断書の作成にかかる費用(保険金請求のための診断書作成費用)
細かい保障内容は保険商品によってさまざまです。
加入の際は事前にしっかり調べるようにしましょう。
ペットの医療費は想像以上にかかるものです。
だからと言って家族同然のペットが必要な治療を受けられないという事態は避けたいですよね。
ペットを飼っている、またはこれからペットを飼おうと思っているという方は、ペット保険への加入も検討してみてはいかがでしょうか。